Mētisの知識園

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【フォーミー】睡眠コンサルタント資格取得講座をやってみた【リアル口コミ】

高い値段なので、興味はあるけど足踏みしているという人は多いと思います。

そういう人の参考になるよう情報を共有させて頂くリアル口コミ記事です

 <費用>

★通常価格 3,980 /月(税込) ※サブスクプラン

(初回980円)

★認定証・検定費用込み37,400円(税抜) 個別購入

認定試験に落ちると、再試験に1,500円必要。

<ページの作り>

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かなり安っぽい

まぁそれは良いとしても…

「検定を受験」「練習問題」「教材を見る」「問い合わせ」ボタンが並んでる

色などで差別化されてなく見分けづらい

特に 検定は再受験にお金取るくせに、こんな簡素にする?

私だったらデザイン変えて他のボタンから離してわかりやすくしますけどね。

ユーザーのこと考えてないです。

 <評価できる点>

コスパは良い方】

1度資格を取ったら更新不要年会費なしです。

なので、資格としてのコスパ良い方だと思います。

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ちなみに、日本睡眠教育機構 JSES(https://jses.me/)の健康指導士は、初級で一般23,000円(試験に落ちたらもう一度)。

【睡眠についてまとまった勉強ができる】

受講する以前に、いろいろ本を読んで勉強してましたが、だいたいの事がまとまってます。

ただし、後述しますが、睡眠についてすべてのことを書いてるわけではありません

これだけでの勉強は、睡眠コンサルタントとして不十分だと思います。

【コラム系は強い】

断眠チャレンジや、不眠に関連した事件など、コラム系が多いです。

そういうのが掲載されている本は今のところ読んだことがないので、コラム系が好きな人には良いでしょう。

 

 

<改善すべき点>

テキスト---

※Lesson 6-3→6章3節、として話します。

【睡眠コンサルタントしては内容が不十分?】
  • 薬のことが一切書いていない
  • 検査についてなどは一切書いてない

医者でないので、薬を薦めたり、処方はできません。

しかし、知識を持っているかどうか、質問されたときに答えられるかどうかは大きな違いです。

一口に「睡眠薬」と言っても、ざっくり言っても眠りを補強したり、覚醒を抑制したり様々です。種類も多く、「退薬症候」と言う、薬を飲んだ結果起こる可能性がある症状もあります。

最終的には、

「病院でお医者さんとご相談ください。」

という案内になるでしょう。

しかし、

「すみません、医者じゃないのでわかりません。」

と、

「こういう薬があります。その場合、こういう可能性があります。ただし、ご自分で判断せず、お医者さんとよく相談して決めるのがよろしいと思います。」

では、大分信頼性が違うでしょう。

 

少なくとも、睡眠コンサルタントと名乗るのであれば、最低限の知識は有するべきです。

しかし、テキスト中にベンゾジアゼピンの一言もなく、またポリグラフ検査については書いてあったが、アクチグラフなど他の検査も薬同様名前すら出てきませんでした。

これらは、睡眠関係の本を読めば、必ずと言っていいほど目にします

コンサルタントの資格を得る勉強のテキストにそれらが書いてないのは、テキストとして不十分ではないでしょうか。

【文量が尻すぼみ】

全11章中、6章(夢に関するあれこれ)が最も文量が多く、そこから少なくなっていきます。

特に、8章あたりからはすごい速さで節も章も変わります。

前は1節に隙間時間何度もかけて次の節に進むまでに1日かけてたのに、後半は1回の隙間時間で終わってしまうくらい短いです。

【文量が一定でない】

ないし、によって、文量大きく違う

下の画像はテキストの一部から違うページを2つ選びだし、シークバーの比較を見やすいようにちょっとずらして重ねたものを、スクショしたものです。

 

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画像右端のシークバーを見てみると、文量の違いが良く分かると思います。

ちょっとどころか左のバーのページ右のバーのページ約40%減です。

 

左のバーが長い(文量が少ない)方「Lesson 3-1 脳のなかへ」という脳のしくみについて書かれているページです。

右のバーが短い(文量の多い)方「Lesson 6-2 フロイトの登場」というほぼコラムです。

 

重要なことが書かれているページの文量が少なく、どうでも良いことが書かれているページの文量がやたら多いことが普通にあります。

 

また、1つの”章”に対する”節”の数もバラバラです。

8節ある章もあれば、たった3つの節の章もあります。

 

卒論書いてた時の記憶が蘇ります。

「やっべ~文字数足りないわ……体言止めを止めて…あっここももっと回りくどく書こう。あとなんか関係ありそう記事とか例として載っけよ。」

【内容が薄い/関係ない箇所が割とある】

教材中に出てくるコラム(「不眠記録を目指した人」など)は確かに参考になりますが、豆知識未満でとても資格を得るに必要とは思えません。しかし、それらはそこそこ文量が多く、よって内容が少ないので水増ししてる感があります。

 

特に6章ではフロイトをはじめとした”夢”の研究についてやりますが………

「これいるか?」

と、疑問です。
やっているのは睡眠コンサルタントの勉強です。

コンサルタントじゃありません。

そりゃ確かに睡眠と夢は関係あります。

けれど、睡眠のコンサルをする際に「フロイトはこんな研究をしてたんですよ。」と説明する必要がある場面はイメージできないです。

文章もやたら長いけど、どっかの文献の内容をそのままのっけたような感じ。

提示される数字も何と何を比較してるのか明確でなくて参考にならない。

「これライターもよくわかってないだろ」とだんだん思うような内容でした。

ちょこっとだけ載っけるならわかりますが、6章の場合は5節までどうでもよさそうな夢にまつわるストーリーが続くのは資格のテキストとして妥当か疑問です。 

【画像でごまかし】

ページ内には大きい画像が2~3枚掲載されています。

脳の構造とかは、必要な事なので問題ないと思います。

しかし、大半は意味のない画像です。

文章だけだと飽きが来るからデザイン性を考えているのかもしれません。

けれど、それにしても睡眠コンサルタントに関係あるのにすべきです。

猫の画像とか全然関係ない画像は少なくありません。

 

また、文量が少ないページに限って、意味のない画像が3枚もあったりします。

ページの面積をごまかしているようにしか見えません。

【数字の単位が一定でない】

睡眠時無呼吸症候群50人に1人夢遊病15%の人が経験している、など単位がばらばらです。

統一させることを考えてないのか、50人に1人だと2%なので%表示だと少なく感じるから多く見せるためにわざと変えてるのかわかりませんが、どちらにせよプロの仕事と言う感じはしません。

 資格保有者として、仮にこの話をする機会があったとしても、相手に

「なんで単位違うんですか?」

と聞かれたら、

「……テキストにそう書いてあったんです。」

というしかないですよね。それが資格保有者のセリフとして妥当でしょうか?

 

 

練習問題---

【自分の答えが合っていたのかわかりにくい】

回答後に、「正解」「不正解」などが出ない。

問題は2~5択から正しい/誤っているもの選択する形式だが、文章であったり、「どっちがどっち?」みたいなややこしいものが多い。

(「ノンレム睡眠の時にAは機能低下し、Bは活発になる。」
「ノンレム睡眠の時にBは機能低下し、Aは活発になる。」誤っているのはどちら?、など)

 

回答後に、答えをちゃんと読まないと合っていたかどうかわからないことが多く、読んでる内に

「あれ?自分はどっちを選んだっけ?」

みたいなことがしばしばある。

わかりきっている問題も、いちいち解答を読まなければならず、正解!不正解!などで直感的に解答を確認して、次の問題に移れないのは地味にストレスでもある。

 

【問題数の情報が一切ない】
  • 何問あるのか
  • いま何問目なのか
  • あと何問あるのか

表示されなくてわからないのが地味に困ります。

全部終わっても、何問中何問正解、とかでません

 

ちなみに、練習問題は全部で63問だと思います。

全部ぶっ通しでやります。

 

【「誤っているものを選びなさい」が多すぎる】

正しく理解をしてるかどうか、で言えば問題形式として間違ってはないが、いくらなんでも多すぎる。というか「誤っているものを選びなさい」を赤字にするなり下線ひくなりわかりやすくしてほしい。

<問い合わせ対応がひどい>

 【「自分たちは悪くない」と言いたげ】

formieのテキストは、わかりづらいところがよくあり、問い合わせを何度かしましたが、なんか素直に謝られた感じがしません。

以下に、formieからの返信から一部抜粋します。

 

私の質問内容概要:体内時計の調整について、テキスト内の説明は間違っているのではないか。

 

formieからの返信の一部↓

 「formieのテキストは初心者でも把握し易いよう、凝った説明をできるだけ簡略化させて紹介した内容になります。
そのため一部把握の入れ違いが起こり、今回のように混乱されてしまったのかと思われます。

 

私も過去問い合わせ対応をしていましたが、良い文章とは言えません。

緑字の部分ですが、最初から言い訳から入るのは自分たちの保身の方が優先されてるということです。

次の、茶字の下線部で、把握の入れ違いが起こり混乱されてからも同様に、「客が悪い」と言いたげです。

本来なら、まず謝罪から入り、そこから事情説明に入るべきです。

例えば、

「この度は混乱させてしまい誠に申し訳ございません。formieのテキストは、初心者の方にも理解いただき易いように、できるだけ説明を簡略化するようにしておりましたが、それにより、お客様のご理解を妨げてしまいましたこと深くお詫び申し上げます。」

とか。

 

また別の例です。こちらは質問ではなく要望になります。

私の質問内容概要:練習問題の回答後に、正解か不正解か出なくて直感的にわかりにくいので、出るように検討してほしい。

 

formieからの返信の一部↓
「練習問題では解いた問題の解説をその場で表示しておりますので、問題内容の確認は同ページ内で出来ます。
そのため問題内容や正誤の確認は特に問題ないかと思われます

それでも覚えるのが困難な際にはノートなどに書き写し、どこが自分の苦手な部分なのか把握することをお勧めします。
ただ「見て」問題を解くだけではなく、手を「動かして」覚える要因を増やすようにしましょう。

 「検定については受験前に注意事項のページが表示されますので、もし誤って押してしまってもそのページから離れて頂ければ試験は行われません。」

 

終わりに

資格持ってる、以上の効力はない

私自身、睡眠の勉強をいろいろしてますが、すればするほどこの資格講座の物足りなさを感じます。

本格的に仕事のために考えてる人には不十分です。

誰向けの資格講座か
  • なんとなくやってみたい人
  • 資格があるとアピールしたい人

 

 

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