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ハマダさん死亡。ライオンに頭を噛まれる

(引用元に動画あり)

中東に位置するパレスチナで、動物園の檻に近づいた6歳の男児がライオンに襲われて死亡する事故が起きた。男児は防護柵を越えてライオンの檻に近づいたという。英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。

パレスチナガザ地区南部ハーン・ユーニスにあるエンターテイメント施設の園内に併設されている動物園で、現地時間の5月1日にハマダ・イクティエット君(Hamada Iqtiet、6)が、ライオンに襲われて亡くなった。

事故の対応をした地元警察の発表によると、ハマダ君はライオンの檻の外側にある防護柵をよじ登って檻に近づき、ライオンに襲われてしまったという。その一方、アラブ首長国連邦ドバイのニュースメディア『Al Arabiya』では、ハマダ君は防護柵に張られた金網の切れ目の小さな隙間から入り込んで檻に近づき、メスのライオンに頭を噛まれたと伝えている。

しかしながらハマダ君の家族は――

 

 

――「彼は防護柵を越えたのではなく近づいただけだ」と主張し、

警察の発表に異議を唱えている。当時、他の来園客が撮影したと思われる事故の様子を捉えた動画はSNSで拡散され、その悲惨な状況は多くの人々を震撼させた。

ライオンに襲われたハマダ君は警備員によってなんとか救出され、すぐに地元の病院へと搬送されたが結局息を引き取った。同動物園は警察の捜査が終わるまで閉鎖する予定だが、地元住民からはガザ地区にある動物園を全て閉鎖するように望む声が再びあがっている。

以前から――

 

 

――動物園閉鎖の要望が地域住民からあがっていた。パレスチナガザ地区では、イスラエル軍との紛争が繰り返されてきたこともあり、動物園の動物たちは充分なエサを与えられず、適切な医療ケアも受けられない悲惨な環境下で飼育されている。それを裏付けるように2019年4月にはガザ地区南部のラファ動物園から劣悪な状態で飼育されていたライオンなどの動物47頭が動物保護団体によって救出されていた。

japan.techinsight.jp