味評価☆☆☆☆☆☆ 6
※アップし忘れてました。
ー燻煙編ー
燻煙するためのスモーカーは段ボールの手作りです。
側面真ん中の扉は肉を入れる窓で、左下はスモークウッドを入れる窓です。
ちなみにウッドチップは火でいぶし続けなくてはいけないので、段ボールでやると燃え移る可能性が高く危険です。
窓以外は完全にガムテープでふさいで密封しています。
左が中の状態です。植木鉢の上に網を載せています。
窓枠のびらびらは窓から煙が出るのを防ぐためにつけています。
スモークウッドはこの左下にくる形です。
このようにしているのは、肉の油がスモークウッドに落ちると炎上する可能性があるためです。
左下のようにスモークウッドをコンロで火をつけます。
ある程度焼けたと思ったら火を消して煙だけ出るようにします。
!!注意!!
火つけが甘いと消えてしまいます。
いれる直前までしっかり煙がでていても、中に入れてしばらくすると消えているのは普通です。
私は燃やした一部が灰化して白くなっているのを目安にしています。
まぁそれでも消えることは多いのですが…
右の写真は段ボールスモーカーの上に更に段ボールをかぶせています。
熱が逃げないようにするためです。
私は今回が5回目ですが、肉が滅菌されると言われる63℃以上にするのをいつもすんなりできません。
このスモーカーの大きさはだいたい30*40*40cmですが、スモークウッド1本だと54℃ぐらいにしか上がりません。
やり方として、スモークウッドを2つ用意し、1本+1/4を最初に燃やす方法をとってました。
燃えカスも熱を持っているので、1/4は追加していかなくても大丈夫です。
………まぁこれで失敗したんですけどね……
5回目なんですけどね。
初回はなかなか温度が上がらないから1本+1/4本×2を入れたら、温度が90℃まで上がってしまって…
しかも燃えカスの熱がありすぎたので、スモークウッドを入れる受け皿事外に出して灰を捨ててスモーカーは扇子で仰いで必死に冷ましたりしてましたね(笑)
しばらくの間扇子がいい匂いしてたな~(笑)
2回目以降は悪戦苦闘しながらも63℃以上を保持することは最終的できていましたが、
今回は外気温が低かったせいか65℃に30分ぐらいできたか~ぐらいで結局生焼け状態でしたね。
最終的にはこんな感じで風除け作ったり、スモーカーとかぶせた段ボールの間に捨てるつもりだったジーパン入れて保温しようとしたりしたんですけど、焼け石に水でした(笑)
これを作ってる間にだんだんめんどくさくなってきたし、どうせ明日(10/15)は友達に出すから低温調理状態じゃなくてしっかり焼いて出すつもりだから、別に生焼けでもいいやと思ってあきらめました(笑)
ベーコンづくりは時間がかかるだけで、作業工数自体はそんなにかかりません。
ただ、この燻製の温度調節だけは、少なくとも私はいろいろやってます。
次はスモーカー自体を改良する予定です。
―食事編ー
10/15に友達呼んで宅飲み!
下は焼き上がり直後のベーコンです。
色付きが全然スーパーで売ってる切り身と違います。
写真ではわからないのが残念ですが、実物は鈍い茶色ながらもまるで何かの原石のような光沢を持っていて厳かさも感じます。
100g-200円くらいのベーコンだけど(笑)
でも本当にベーコンとか関係なくこれまで見たことのない荘厳さなんですよ。
最初見たときは感動と驚きでず~~~~っと見てましたね。ベーコンを。
肉の塊を感動の表情で見続けるって、今思いましたが傍から見たら変態ですね。
けどそれほどのものと考えていただけたらと思います。
香りはとてもかぐわしいです。
使ったのはサクラのスモークウッド。
匂いの種類としては、当然バーベキューとかで嗅ぐ灰なんですが、まろやかでかぐわしく、まったく刺激的じゃないです。
初回にスモーカーを冷ますために使っていた扇子が煙をあびてすごい匂いがついたんですが、むしろこっちの方が匂いつき扇子として売れるんじゃね?って思えるくらい良いものです。
さて実食です。グリルで焼いてます。
オリーブオイルでフライパンで焼いてもいいんですが、純粋に味わうためにグリル焼き。
今回失敗したので見るからに生焼けですが、焼くので問題ないです!
成功してたら焼かなくても食べられます。けど、肉の脂は魚と違って人間の口の温度じゃ溶けないのである程度焼いた方が美味しいと思います。
実食……
めちゃめちゃうまい!!!!!!!!!!!
トマトはグルタミン酸という旨み成分を多く含んでおり、それがベーコンの旨みであるイノシン酸と……あっそういうのどうでもいいんでとにかく美味いです!
味の深みとか味わいが一般的に食べるものと段違いです!
さらに噛めば噛むほど肉のうまみがぎゅっぎゅっと口の中に溶けだしてきます。
今回友達が1本2000円の日本酒持ってきてくれたんですが、
自家製ベーコン×日本酒×トマト
この組み合わせが最強です。
友達にも「このベーコンはメイン張れる。」「うますぎ」など絶賛してもらえました。
(左下はモッツアレラチーズ。)
別の知り合いの新婚旅行のお土産のスイスのオーブンで作れるチーズフォンデュ。
元々はこれもらったので私が宅飲み企画しました。
ベーコンとの相性もなかなか。
ただ、本音を言えば、ベーコンはそれ単体、チーズフォンデュはパンとの組み合わせの方が良かったですね。
安いもの同士なら合わせてもいいと思いますが、本格的なもの同士だと個性が強いので合わすように調整する必要があると思います。
それに日本人はあれこれ混ぜるよりも素の味を好む傾向にあるので、そういう理由もあると思います。
時間だけ見れば確かにかかります。
準備から実食まで1週間。
けど、実際に作業する時間は全然ありません。
塩漬けは15~30分でできます。
乾燥も冷蔵庫に放置と扇風機セット(私のやり方)で放置。
燻煙は確かにいろいろやってますが、それだってスモークウッドに火をつけて30分後くらいに温度確認して問題なければ後は放置でOKです。
また、スモーカーは高いの買わなくても段ボールで全く問題ないです。
煙が噴出するわけではないので家でもできます。
確かに煙が段ボールのわずかな隙間から漏れ出ることはありますが、キッチンで料理をつくって出る匂い以上ではないと思います。
とても美味しいので興味が少しでもあれば是非トライしてください。
それまでの味の歴史が絶対に変わります!
作業日:10/14
食事 :10/15